2013年08月27日

世界で最長の川はナイル川

 日本で最長の川は信濃川です。新潟、群馬、長野を縫って367キロを流れます。2番目が利根川の322キロですが、流域面積では利根川が最も広く、信濃川の1.4倍です。これは、北海道に次ぐ広さの岩手県に、さらにその10パーセントほどの面積を上乗せした広さです。流域面積では、利根川の次に石狩川がはいり、信濃川は3位となります。
 長さで3位以下の川を順にいくつかあげますと、北海道を流れる石狩川と天塩川、岩手と宮城の北上川、宮城と福島の阿武隈川、山形の最上川というふうに続きます。
 これが世界となると、文字通り桁違いのスケールになります。最長はナイル川で、水源であるカゲラ川の源流から、東地中海へ流入する河口までの全長は6690キロにもなります。ちなみに、北海道の端から沖縄本島までの直線距離は約2600キロです。
 次に長いのがアマゾン川と揚子江。ほぼ同じ6300キロです。ただし、流域面積ではアマゾン川が最大で、なんと利根川の390倍、日本の総面積の17倍にもなります。
 アマゾン川の川幅は最大10キロ。増水で低地が冠水したときなど、川幅が50キロにまで広がる所もあります。深さも桁外れで、普通の状態でも70メートルや80メートルは珍しくなく、最も深い所では120メートルという所もあるそうです。
 このほかの大きな川では、本流の長さ3780キロ、源流からなら6100キロのミシシッピ川、5460キロの黄河、本流3650キロ、源流まで遡れば5410キロのオビ川などが、大地を縫って流れています。
 ところで、「かわ」という漢字には2種類ありますが、銀河や大河などという言葉に使われる、「さんずい」が付く河の字は、中国の黄河を指す固有名詞でした。ところが、川の流れならぬ時の流れにより、いつの間にか普通名詞に変化したのだそうです。


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2013年06月30日

雨の種類さまざま

 ひとくちに雨といってもいろいろな呼び方があります。大雨、小雨、長雨、糠雨(ぬかあめ)、小糠雨、にわか雨、涙雨、春雨、五月雨、秋雨、氷雨(ひさめ)、村雨(むらさめ)、霧雨、天気雨、通り雨、照り雨、日照り雨、横雨、朝雨、地雨(じあめ)、肘笠雨(ひじがさあめ)などです。
 最後の肘笠雨は、にわか雨のことです。急に降り出すため、笠をかぶるひまもなく、肘を頭の上にかざして、袖そでを笠代わりにするという意味です。この雨は肘雨とも言います。
 また、名前というよりも、降り方に視点が置かれたものでは「篠突く雨」というものがあります。束ねた篠を突きおろすように激しく降る雨です。
 このほかに、性格分けが少々異なりますが、酸性雨や放射能雨などという、ありがたくないものもあります。
 心象の表現や物事の形容に使われるものもあります。晴天続きのときにほしい「一雨(ひとあめ)」や「恵みの雨」、人を帰さないためであるかのように降りだす「遣(や)らずの雨」などです。物騒なところでは、「火の雨」や「血の雨」などというものがあります。
 また、これらのほかに漢語的表現のものもあります。「梅ばい雨う」や、台風の時期の「豪雨」などがそうです。梅雨(ばいう)や豪雨を含め、漢語的表現だけでおよそ50にもおよぶ呼称があります。
 これほどたくさんの呼び名を持つ雨。私たちの暮らしといかに関係が深いかを物語ると同時に、日本人の感性の豊かさを感じさせられます。


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2013年06月23日

梅雨と不快指数

 日本は世界でも比較的雨が多い国で、年間の降水量は1000ミリを超えます。四十日間ほどの梅雨どきの雨だけで、年間降水量の3分の1を占めるそうです。
 ところで、なぜ「梅雨」と書いて「つゆ」と読むのでしょうか。これにはいくつかの説がありますが、夜露や朝露などという言葉に使われる露、つまり水滴の露がもとになっているという説が有力なようです。
 梅雨どきに降る大量の雨は真夏へ向けての大切な水資源となり、また、稲作が盛んな日本にとっては、田んぼに大量の水が必要なこの時期、タイムリーでありがたいもののはずです。
 ところで、この時期は湿度が高くなりがちで、それにともなって不快な環境となることも多くなります。不快指数という言葉も聞かれますが、不快指数とはどういうものなのでしょう。
 不快指数は気温と湿度をもとに算出されますが、この計算式は少々ややこしいので省略し、およその目安だけをご紹介しましょう。
 環境の違いや心身の状態によって差はありますが、最も快適とされるのは指数68から70くらいの間で、寒くもなければ暑苦しくもないという状況です。
 それを超える頃から不快感が現れ始め、75から80となると、だいたい2人に1人の割合で不快感を訴えるようになります。そして80以上ではほとんどの人が不快になると言われています。


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2013年06月17日

雨だけでなく雨雲自体も落下している

 雨には「暖かい雨」と「冷たい雨」とがあります。「暖かい雨」は熱帯や亜熱帯などでみられるスコールのような雨で、日本では台風などがこれにあたります。一方、「冷たい雨」は雪や氷が融けて雨となるもので、日本の雨はほとんどがこのタイプです。
 水分たっぷりの重そうな雨雲がなぜ落下しないのでしょう。これは、水蒸気、つまり水滴の大きさによります。雨雲を構成する水滴は、一般的には直径が50分の1ミリから100分の1ミリほどで、重さも軽く、この程度なら浮いています。ただし、厳密に言えば落下しているのですが、その速度が極端に遅いうえ、上空で蒸発してしまうため、人間の感覚では浮いていると解釈されるわけです。
 一般的な雨の粒はどのくらいの大きさかというと、直径が1ミリから2ミリくらい。大雑把に言うと、雲の水滴が100万個くらい集まって、やっと一粒の雨になります。
 「冷たい雨」の雨雲の構造をもう少し詳しく説明しましょう。説明の便宜上、ぶ厚い雨雲を4段階の階層に分けてみます。
 もっとも上の層はマイナス20度C以下の低温で、冷たい水滴と氷の微粒子が混在しています。
 その下の層では、氷の微粒子と水滴が結合して氷の粒が大きくなり、さらに、雪の結晶に変化していきます。
 3番目の層では、成長した雪の結晶の落下速度が速くなります。雪は落下しながら別の結晶と合体してさらに成長したり、水滴にぶつかって霰(あられ)に変わったりしていきます。
 そして、気温が0℃を上回る最下層では、雪や霰が融け、いよいよ雨となって地上へ降りそそぐというわけです。
 ところで、雨の落下速度は粒が大きいほど早くなりますが、ちなみに、ごく一般的な直径2ミリほどの雨粒の場合、だいたい時速22キロというところだそうです。


posted by プッチン at 09:39| 気候風土 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月09日

水無月の語源いろいろ

 6月のことを水無月と表記し、「みなづき」または「みなつき」とも発音しますが、なぜ「水の無ない月」などという呼び方をしたのでしょうか。6月といえば水がないどころか、一年のうちでもかえって水が多い月のはずです。
 水無月のネーミングについてはいくつかの説があります。
 一つ目は、田植えにたくさんの水を必要とする月という説。残念ながら語源は不明で、なぜ水の無ない月なのかはわかりません。もしかしたら、みんなが一斉に田に水を引くため、水がなくなってしまうのかもしれません。
 二つ目。意味としては水の月、田に水を引く月という説。一番目の説とよく似ていますが、これも語源は不明。
 三つ目。これは文字通りで、激しい暑さのために水が涸れてしまうため、というもの。真夏でもない6月に猛暑で水が涸れるというのも変ですが、じつはここが盲点なんです。水無月は陰暦の言葉で、現代の陽暦では7月から8月にかけての、ちょうど真夏にあたります。ですから、意味にも語源にも、大いに信憑性があります。
 さて四つ目。農作業などの農事を、みなやり尽くしてしまうので「みなし尽き」と言ったのが変化したという説。肝心の水が登場しませんし、夏に農事をし尽くしてしまうというのも、なにやらあやしいような気がします。
 そして五つ目。水無月の「無」は格助詞の「の」で、つまり「水の月」という意味なのだという説。語源の解釈としては最も説得力がありそうです。
 ほかにも諸説があるようですが、それにしても、「水の月」と「水のない月」とでは意味が正反対。どっちが正しいのでしょう。


ラベル:6月
posted by プッチン at 08:16| 気候風土 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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