2013年12月23日

1958年12月23日東京タワー完成

 今日は天皇誕生日で祝日。仕事が休みという方も多いことでしょう。
 さて、今から55年前、1958年の今日、自立鉄塔としては当時世界一の高さを誇った東京タワーが完成しました。今でこそ東京スカイツリーにトップの座を譲ってしまいましたが、当時は大変な威光を放っていました。
 場所は東京港区のほぼ中心、芝公園内。浄土宗の大本山、増上寺の近くです。テレビ塔が林立するのを防ぐ目的で造られたもので、設計者は内藤多仲(ないとう・たちゅう)という人でした。
 パリのエッフェル塔より高い333メートルという高さ、そして、地上150メートルの大展望台と、250メートルの特別展望台が大変な評判を呼び、たちまち東京の観光スポットとなりました。
 大展望台からは関東一円の景色を一望でき、さらに特別展望台までのぼれば、富士山や筑波山も見ることができました。
 当時の入場料は120円でした。ちなみに、この年に発売された「お湯をかけて3分」の即席麺が35円、350ミリリットル入りの缶ビールが75円でした。参考までに申しあげておきますと、当時は、缶ビールといってもアルミではなく、ブリキの缶でした。
 そういう物価だった時代に、総工費は28億円。日常生活には縁のない金額なのでぴんときませんが、大変な金額だったことは確かでしょう。工事の規模も大きく、敷地面積は2118平方メートル、使った鋼材は4000トン。ペンキの量は2万8000リットル、ドラム缶に換算して140本にもなるそうで、ペンキだけでもかなりの重さです。
 施設を簡単に紹介しておきましょう。1階には、約800種5万尾の魚が泳ぐ「東京タワー水族館」、2階にはおみやげ店や食堂、3階には蝋人形館などがある「東京タワーカーニバル」、4階には「東京タワートリックアートギャラリー」、政府広報展示室の「情報の森」、統計広報展示室の「とうけいプラザ」などがあり、地下1階には保安室や医務室が設置されています。
 ところで、東京タワーはオレンジ色と白で塗られていますが、この配色は、航空法という法律の規定によるものなのだそうです。

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東京スカイツリー(R)&東京タワーミニチュアセット

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2013年11月28日

11月28日は太平洋記念日

 いまから493年前、ポルトガルの探検家マゼランが、南米大陸南端とフエゴ島との間の海峡を通過しました。この海峡は、後にマゼラン海峡と命名されます。航海の難所といわれるマゼラン海峡を通過した彼は、ある大きな海に出ます。太平洋です。その日が、1520年11月28日で、現在、この日は太平洋記念日となっています。
 ただし、当時は太平洋という名前ではなく、「South Sea」、「南海(なんかい)」と呼ばれていました。名づけたのはスペインの探検家バルボアで、マゼランよりおよそ7年早い発見でしたが、バルボアはある山岳地帯の山の上から眺望しただけで、マゼランのように、実際に航海したわけではありません。
 その南海に出たマゼランは、その後、南太平洋を横断し、フィリピン諸島のセブ島に着きました。この間、彼の艦隊は食料や飲料水の欠乏、壊血病などに悩まされながらの、98日間におよぶ大変な航海でしたが、幸い天候には恵まれ、大きな時化(しけ)に遭うことなどもありませんでした。マゼランはこのことから、平和な大海という意味の「Pacific Ocean」と、新たに命名したのでした。
 日本語の「太平洋」は、ヨーロッパの地図の地名を中国語に訳したものが伝わってきたもので、訳した当初は「寧海(ねいかい)」と呼ばれていました。それが清(しん)の時代の初めに「太平海(たいへいかい)」となり、最終的に太平洋となりますが、日本で太平洋の名前が定着するのは1800年代半ば、維新前後のようです。
 太平洋は、大西洋、インド洋とともに数えられる三大洋のひとつで、世界最大の海です。面積は1億8134万4000平方キロメートル。さっぱりわかりませんが、少しでもわかりやすく言い換えると、地球の総面積の35パーセント、すべての海の面積の50パーセントとなります。
 やはりこれもぴんときませんが、体積は7億755万5000立方キロメートル、平均の深さは4282メートルで、マリアナ海溝や伊豆・小笠原海溝ほか、1万メートルを超える場所も数か所あるそうです。

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2013年11月11日

チーズは栄養価が高くて消化吸収もよい

 きょうはチーズの日です。平安中期の文書の中に、文武天皇4年10月、朝廷が常陸国から太宰府、現在の地域に置き換えると、だいたい茨城県から福岡県のあたりまで使いを出し、現在のチーズに似た「酥」という食品を作るよう命じたという記述があります。このエピソードから、日本輸入チーズ普及協会とチーズ普及協議会が、当時の陰暦10月を陽暦に置き換えて11月とし、覚えやすい11日をチーズの日として制定したものです。
 チーズの生産量や消費量はアメリカが最大で、フランス、ドイツ、イタリアなど、ヨーロッパの国々が上位を占めています。日本はというと、ベストテンに入れるかどうかという微妙なところのようです。
 チーズには、ナチュラルチーズとプロセスチーズの2種類があります。簡単にいえば、ナチュラルチーズは加熱処理をせずに乳酸菌や酵素を残したもの。プロセスチーズは、種類や熟成度の異なるナチュラルチーズを配合し、加熱溶解して成型したもので、保存性がよく、品質が均一などの長所があります。
 チーズは種類が多く、一口に評価することはできませんが、栄養価の高さではほぼ共通しているようです。蛋白質や脂肪分、カルシウム、ビタミンAやB2などが豊富に含まれ、しかも、乳酸菌の作用によって消化吸収されやすいという特性もあります。
 チーズの歴史は古く、紀元前3000年頃にはメソポタミアの粘土板にそれらしき記述があるそうですし、同じ頃のオリエント一帯からは、チーズ製造用の器具と考えられる土器が出土しているそうです。
 また、起源にまつわるこんな伝説もあります。古代アラビアでは、行商が長い旅に出るとき、羊の胃袋で作った水筒に山羊の乳を入れて持っていきました。あるとき、その乳を飲もうとしましたが、乳は少し固まり、ちょうど豆腐やプリンのような状態になっていました。不気味に思いながらも、好奇心にかられた行商人が食べてみると、これがなかなかオツな味。これが村で話題となり、チーズづくりを考えるきっかけとなったというもの。ただし、これはあくまでも伝説です。真偽のほどは定かではありません。

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2013年11月03日

文化とはどういうもの? きょうは文化の日

 文化の日の趣旨は、「自由と平和を愛し、文化をすすめる」というものです。制定されたのは1948年、昭和23年です。ちなみに、前年の昭和22年まで、11月3日は明治天皇の誕生日、明治節だったために、文化の日が祝日とされたそうです。
 ついでに申しあげますと、文化の日制定の2年前の同じ日に新憲法が公布され、半年間の準備期間をおいた翌年、昭和22年5月3日に憲法記念日が施行されています。
 ところで、日頃何気なく文化という言葉を使っていますが、文化とはいったいどういうものなのでしょう。文化は、厳密にはいくつかの定義に分けられますが、一般的な意味での文化をごく大雑把に言えば、「人間が創りだした、物と精神両面の成果」となります。衣食住をはじめ、学問や芸術、技術、政治、宗教、道徳など、生活を形成する、人為的な様式や内容を総称したものです。
 文明と文化とを一緒にしてしまうことがよくありますが、正確には、この二つは似て非なるものです。もっとも、世の中が進歩して生活が便利になること、つまり文明が開化すことも文化のうちですし、文明開化という四つの漢字の、真ん中の二つを省略すれば文化という言葉になりますから、一緒にしたからといって間違いとも言えませんけど。
 ところで、文化という言葉が使われているものを調べたところ、文化遺産や文化財、文化勲章など、30以上にものぼりました。いかに文化の意義が大きく、幅広いかがわかります。



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2013年10月07日

ルナ3号と月の裏側

 今から54年前の今日、1959年10月7日に、ソ連の月探査機「ルナ3号」が、世界で初めて月の裏側の撮影に成功しました。
 ルナ3号が打ち上げられたのは3日前の10月4日。焦点距離200ミリと500ミリのレンズを使用した2台のカメラで、月面上空7000キロの軌道上から撮影しました。
 そして、地球に4万7500キロまで近づいた18日に、ソ連は、自動現像装置で処理した写真を電送、26日に発表しました。送られてきた写真には、月の裏側のおよそ70パーセントが、予想を上回る鮮明さで、きれいに写っていたそうです。
 ところで、ルナとはローマ神話に登場する神で、月の女神とされています。
 月が地球の周りを回る公転周期は27.32日。これは、月の自転周期と同じです。したがって、地球から月を見ると、いつも同じ面しか見えないことになります。月にしてみれば表も裏も関係ありませんが、人類は、いつも見えている面を表側、その反対側を裏側としてきました。
 ルナ3号は、その裏側を撮影したというわけですが、さて、表側との違いはあったのでしょうか。
 表側には、クレーターが多くて明るく見える「高地」と呼ばれる部分と、クレーターが大規模な溶岩流で埋め尽くされて暗く見える「海」と呼ばれる部分の両方があります。
 ところが、裏側には海がほとんどありません。このように、惑星の半球それぞれで形態が異なることは珍しくないようですが、なぜそうなるのかは、惑星や衛星が誕生する過程で何かが影響しているのではないか、と推測されるだけで、確実なことはまだ解明できないのだそうです。
 ところで、隕石の衝突によってできたといわれるクレーター、その大きさは、直径1000キロという巨大なものもあれば、わずか10万分の1ミリという小さなものまでと、さまざまなのだそうです。

宇宙の事典―140億光年のすべてが見えてくる

月球儀KAGUYA

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posted by プッチン at 08:00| 記念日 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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