菓子グルミは手打グルミとも呼ばれ、長野県や東北地方などで栽培されています。手打グルミの名は、殻が薄くて素手でも割れることからついたそうです。このクルミはヒマラヤから中央アジアに自生する野生種を栽培した変種で、葉は食用、樹皮と果皮は染料、材は家具やピアノなどに用いられるという高機能な品種です。
鬼グルミは栽培種のほか自生種も多く、高さ20メートル、直径1メートルという大きな木もあるそうです。材は堅くてひずみなどが少ないことから、家具や器具の材料として重用されます。また、実には咳止めや強壮の効果があり、生薬としても利用されます。
姫グルミは鬼グルミの変種で、殻の先がとがり、全体がハート形をしていることからオタフクグルミとも呼ばれます。材は鬼グルミと同様、幅広く利用されます。
山地の谷川付近に自生することが名前の由来の沢グルミは、高さが30メートル近くにもなります。ところが、実の外観はクルミのようではないうえに小さく、食用にもならないという、文字通り変わり種。材も利用できるものの、軽くて軟らかいために、マッチ棒や下駄、細工ものなどとして利用されます。
長野県で栽培されている信濃グルミは、手打グルミと、ペルシアグルミの一種のフランケットという品種を交配させたもの。実は脂質や蛋白質が豊富で栄養価が高いなど、品質が優れていることから、菓子や料理の素材にも用いられます。
地味ではあっても価値はたっぷりのクルミ。じっくり味わってみてはいかがでしょう。
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