俗に言う「キノコ型」とはまったく異なる個性的な形のマイタケも、人気の高いキノコの一つです。天然物は9月のなかばから10月上旬ころにかけ、奥まった山のミズナラやクリなどの、老木や大木の根本付近に発生します。ただし、ときには町なかのシイやカシなどの木に発生することもあるようです。
マイタケはサルノコシカケ目サルノコシカケ科の食用キノコです。茎がいくつにも枝分かれし、その先で小さな扇のような形をした傘が100以上も重なりあって一つの塊になっています。
小さな扇形の傘は一つの幅が2センチから5センチ、厚さは2ミリから4ミリほど。この傘と茎がもつ独特の食感が、高い人気の要素の一つになっています。キノコ全体での大きさは、高さも径も30センチほどで重さは3キロから4キロほどになります。
マイタケの名の語源はいくつかあるようです。一つは、マイタケはキノコ狩りをする人に人気があり、マイタケを見つけたときにはあまりの嬉しさに踊りあがる、舞いあがる、ということから名が付いたという説があります。もう一つは、何重にも重なりあった傘が舞を舞っているように見える、というもの。どちらが真実なのでしょうか。それとも、まだほかにあるのでしょうか。
マイタケは風味ばかりか歯触りもよく、食材としてはキノコのなかで上位にランクします。秋田の郷土料理で知られるきりたんぽほか、さまざまな料理に用いられます。また、近年では、腫瘍に対する抗力などの研究も行われ、健康食品としても関心が集まっているようです。
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