シソの原産地は、中国南部、ヒマラヤ、ビルマなどで、日本へは8世紀頃に渡来したといわれ、奈良時代には、すでに薬用や食用として栽培されていたようです。
シソには、よく知られた赤シソや青シソのほか、葉の表と裏の色が異なる片面シソ、葉が縮緬状に縮れている縮緬シソや青縮緬シソなどがあります。
赤シソは秋になると、花がつくための穂が出て、その穂に淡い紅紫の小さな花をたくさんつけます。葉と同様、実も香りがよく、漬け物などにして食用とします。
赤シソの葉は、ご存じの梅干しをはじめ、チョロギや生姜漬け、ほかの野菜と一緒にして柴漬けなどに着色用として利用するほか、乾燥させた葉を粉にし、ふりかけや和菓子の材料などとしても使います。
青シソは、葉が緑色で実は白。葉は、おもに天麩羅やしそ巻き、刺身のつまや薬味などとして利用されます。青シソの「芽シソ」は「青芽」と呼ばれ、赤身魚の刺身のつまに使われます。ちなみに、赤シソの「芽シソ」は「むら芽」や「赤芽」と呼ばれ、白身魚の刺身用として重宝されます。
シソには、野菜の中ではトップクラスの多さといわれるβカロチンやカルシウムのほか、脳卒中や動脈硬化の予防、免疫力強化に効果があるといわれるリノール酸、αリノレン酸などの不飽和脂肪酸も含まれています。
また、赤シソに含まれる紫色の色素「シソニン」には、強力な抗酸化作用があるなど、人間の健康に大変有益です。
シソのもつ個性的な香りは、ペリルアルデヒドという成分によるもので、細菌の活動を抑制する防腐作用があり、魚や蟹による中毒の解毒作用もあります。そこで、刺身のつまに利用されるというわけです。
また、発汗、利尿、鎮咳、去痰作用などもあり、風邪薬としても有用です。シソは、地味な存在でも優れた野菜なのです。
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