2013年06月30日

雨の種類さまざま

 ひとくちに雨といってもいろいろな呼び方があります。大雨、小雨、長雨、糠雨(ぬかあめ)、小糠雨、にわか雨、涙雨、春雨、五月雨、秋雨、氷雨(ひさめ)、村雨(むらさめ)、霧雨、天気雨、通り雨、照り雨、日照り雨、横雨、朝雨、地雨(じあめ)、肘笠雨(ひじがさあめ)などです。
 最後の肘笠雨は、にわか雨のことです。急に降り出すため、笠をかぶるひまもなく、肘を頭の上にかざして、袖そでを笠代わりにするという意味です。この雨は肘雨とも言います。
 また、名前というよりも、降り方に視点が置かれたものでは「篠突く雨」というものがあります。束ねた篠を突きおろすように激しく降る雨です。
 このほかに、性格分けが少々異なりますが、酸性雨や放射能雨などという、ありがたくないものもあります。
 心象の表現や物事の形容に使われるものもあります。晴天続きのときにほしい「一雨(ひとあめ)」や「恵みの雨」、人を帰さないためであるかのように降りだす「遣(や)らずの雨」などです。物騒なところでは、「火の雨」や「血の雨」などというものがあります。
 また、これらのほかに漢語的表現のものもあります。「梅ばい雨う」や、台風の時期の「豪雨」などがそうです。梅雨(ばいう)や豪雨を含め、漢語的表現だけでおよそ50にもおよぶ呼称があります。
 これほどたくさんの呼び名を持つ雨。私たちの暮らしといかに関係が深いかを物語ると同時に、日本人の感性の豊かさを感じさせられます。


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2013年06月29日

短い生涯のうちに名曲を残した滝廉太郎

 今日6月29日は、作曲家でピアニストの、滝廉太郎の命日です。
 彼は明治12年8月24日に東京で生まれました。高等師範附属音楽学校へ入って作曲とピアノを学び、才能を発揮していきます。この学校は後に、現在の東京芸大音楽学部の前身となる東京音楽学校となります。
 卒業後は母校の教師を2年間務めますが、この時期に、「春のうららの隅田川」で始まる「花」や、「箱根の山は天下の険」の「箱根八里」、「荒城の月」、「鳩ぽっぽ」、「もういくつねると」の「お正月」などを作曲しました。
 明治34年には、文部省留学生としてドイツのライプツィヒ王立音楽院に留学しますが、不運なことに結核を患い、わずか2か月ほどで帰国を余儀なくされてしまいます。
 いくつかの曲にまつわる話を紹介しておきましょう。「花」は、「納涼」、「月」、「雪」の3曲と合わせて「四季」と名づけられた組み歌の一つで、作詞は国文学者の武島羽衣(たけしまはごろも)です。東京台東区の隅田公園には、武島の自筆による歌碑が建立されています。
 「箱根八里」は、東京音楽学校が募集していた懸賞の入選作で、作詞は東京音楽学校の教師だった鳥居忱(とりいまこと)です。滝が音楽学校を卒業して間もない頃に作曲したものです。
 「荒城の月」も同じ懸賞に入選した作品で、作詞は詩人の土井晩翠(どいばんすい)。「荒城の月」の「荒城」は荒れ果てた城のことですが、詩に歌われた城には、実在の3つの城がモデルになっていると言われています。土井の生まれ故郷宮城県仙台市の青葉城、土井が修学旅行で訪れた福島県会津の鶴ヶ城、滝の故郷大分県竹田市の岡城址の三つです。これらの城や城跡には、それぞれ歌碑が建てられています。
 「お正月」は、音楽学校の2年先輩の、東くめ(ひがしくめ)に作曲を依頼されたものです。この曲も、後世にまで歌い継がれる名曲となりましたが、滝が人生の中で実際に迎えたお正月は、わずか23回でした。結核によって留学から帰国した翌年、明治36年6月29日に、郷里の大分県で24年足らずの生涯を終えてしまったからです。病魔におかされなければ、もっとたくさんの名曲を生み出していたことでしょう。


滝廉太郎全曲集 没後90年記念
日本抒情歌曲集

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posted by プッチン at 09:58| 人物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月27日

ジャガイモの名の由来

 今頃の時期から夏の中頃にかけての時期が旬のジャガイモは外国から入ってきたもののひとつです。ジャガイモの本名はジャガタラ芋ですが、これは、日本へ渡来したジャガイモの産地に由来しています。
 所はインドネシアのジャワ島。現在はジャカルタと呼ばれている、旧地名ジャカトラ、あるいはジャガタラと呼ばれていた地名によるものです。
 ジャガイモは、およそ400年ほど前の慶長年間初期、オランダ船によってジャカトラ港から長崎県の平戸へ運ばれてきました。ちなみに、現在のジャカルタ港はインドネシア最大の貿易港です。
 当初、ジャガイモは食用ではなく、観賞用として栽培されていました。これが次第に家畜の飼料として利用されるようになり、飢饉のときには人間の食糧として注目されるようになっていきました。
 明和年間には、現在の山梨県、甲斐国の代官、中井清太夫が栽培を奨励して食糧難を乗り越えたことから、「清太夫芋」の名で呼ばれたというエピソードもあります。
 こうしてジャガ芋は救荒作物として存在感を増し、19世紀後半の幕末頃には、産地が全国に拡大しました。ただし、通常の食用としてモデルチェンジし、生産が増大するのは、北海道開拓使などが、アメリカから優良品種を導入した明治7年以降のことです。
 現在、全国最大の産地は北海道で、国産全体の4分の3を占め、「ジャガタラ芋」が伝わった当の長崎県は、北海道に次いで第2位だそうです。


posted by プッチン at 08:57| 植物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月24日

栄養豊富なアナゴ、名の由来は習性から

 夏になると、夏ばて防止に効果があるとしてウナギがよく登場します。そのウナギに姿がよく似ているうえ、同じように蒲焼きとして調理されることが多く、栄養面でも負けず劣らず、というのがアナゴです。
 じつは、アナゴは学問上ではウナギの親戚で、ウナギ目に属します。ですから、ウナギに似ているのは当然。アナゴはアナゴ科の魚の総称で、アナゴという種がいるわけではありません。日本近海のアナゴ類は10数種類が知られていますが、単にアナゴという場合は、マアナゴをさすことが多いようです。
 アナゴは5月頃から出回りはじめますが、旬は一般的に7月から8月の真夏です。ビタミンAやEなどのビタミン類をはじめ、カルシウムやマンガンなどのミネラル類も多く含んでいますから、やはりウナギ同様、夏のスタミナづくりに役立ちそうです。
 おもな種類をあげてみましょう。
 マアナゴはアナゴ科の代表種で、全長は1メートルほど。アナゴのなかではもっともおいしいといわれ、おもに白焼き、天麩羅、すし種などに料理されます。北海道以南の各地に棲息していますが、特に東京湾や瀬戸内海、有明海などには多く、漁獲量も全国で上位を占めています。日本周辺では、東シナ海や朝鮮半島付近などにも分布しています。
 クロアナゴはマアナゴに似ていますが、全長50センチ前後と小ぶり。ときには1メートル半くらいになるものもいるそうです。
 ギンアナゴは全長45センチ前後。味がさほどではないためか、おもに練り製品の原料として利用されます。
 ハナアナゴは全長50センチ前後。神奈川県以南の各地、東シナ海、東南アジアなどに棲息します。夜釣りなどの対象にもなりますが、あまり味がよくないため、食用としての価値はもう一歩というところのようです。
 アナゴ類は夜行性で、夜になると、小魚や海底に棲む小さな生き物を求めて行動します。日中は海底にあけた穴に、頭だけ出して身を潜めています。穴に潜るときは、まず、頭の先端を使い、砂底などのやわらかくて潜りやすい場所を探し、尾のほうから後ずさりして潜り込みます。この、穴に棲む習性が、アナゴの名前の由来というわけです。


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2013年06月23日

梅雨と不快指数

 日本は世界でも比較的雨が多い国で、年間の降水量は1000ミリを超えます。四十日間ほどの梅雨どきの雨だけで、年間降水量の3分の1を占めるそうです。
 ところで、なぜ「梅雨」と書いて「つゆ」と読むのでしょうか。これにはいくつかの説がありますが、夜露や朝露などという言葉に使われる露、つまり水滴の露がもとになっているという説が有力なようです。
 梅雨どきに降る大量の雨は真夏へ向けての大切な水資源となり、また、稲作が盛んな日本にとっては、田んぼに大量の水が必要なこの時期、タイムリーでありがたいもののはずです。
 ところで、この時期は湿度が高くなりがちで、それにともなって不快な環境となることも多くなります。不快指数という言葉も聞かれますが、不快指数とはどういうものなのでしょう。
 不快指数は気温と湿度をもとに算出されますが、この計算式は少々ややこしいので省略し、およその目安だけをご紹介しましょう。
 環境の違いや心身の状態によって差はありますが、最も快適とされるのは指数68から70くらいの間で、寒くもなければ暑苦しくもないという状況です。
 それを超える頃から不快感が現れ始め、75から80となると、だいたい2人に1人の割合で不快感を訴えるようになります。そして80以上ではほとんどの人が不快になると言われています。


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